不肖、芳春!
 日々これよき日を念じ生きてゆこうと思う。  その軌跡を記事にしておこうと思う。

断捨離

 随分前の正月、中学時代の旧友からすらすらとペン書きでしたためた懐かしい賀状を頂戴したことがある。それには、
「・・・知人友人が遠いところに旅立ちまた老々介護というきびしい現実に対峙しているケースが目立ちましたが お互いに八十路に入り苦労して買ったものは現在不要品の山 一大決心で処分することとしボランティアに供するものの外は金を払って捨てに捨てたものです 最后には此の世も捨てるものと考えましたが・・・」と葉書いっぱい書き連ねていた。
 その文章を一読、心境しみじみ、そして思案わがことに及ぶ。というのはここ数年事あるごとに家内から、
「あんたね、いい歳やから身辺を整理していってね。 要らんモンはどんどんホカしてね」とせかされているからである。
 老輩のわが身なればその意に応え、「うん、うん」と頷いているが、「いざっ!」となるとなかなかモノの始末は捗らない。それが不満の彼女、
「ほらね、キヨトオさんもちゃんと処分してるでしょうが。 あんたもしっかりやってね」としつこくせっつく。
 そんなことで古書をひっぱりだし紙類供出の一助に励んでいた。
 ところが、今日もきょうとてまたまた、
「あんた、この年賀状にも記してるよ」と差し出したのは知人トミナガさんからの年賀状でそこには、「・・・私は家の中の断捨離をしています」の添書。
「ほらね、みんなしてるでしょうが。そんな心境になるのがあたりまえ」と彼女つぶやく。

 抑々断捨離とはどういう意味なのか。手近な雑誌みると、
は要らないモノはもらわず要るモノだけ取り入れる。はゴミ、ガラクタを捨てリサイクルし、お気に入りに絞る。は自分がわかりご機嫌な状態、俯瞰の視点が身につくをいう」と記してあった。
 つまり「私」という自分軸を意識し「いまの自分にとって相応しい」モノ、コト、ヒトが自動的に絞り込まれることらしく、その意味するところは解ったが、旧友キヨトオさんの年賀状の文言借りれば、「捨てに捨てる」境地を味わうことだと理解。 そこで言わずもがな一言。
「もう背広なんか要らんよ。着疲れする衣類は一切処分してんか!」と彼女に告げると、
「そんなこと云われんでも、もうとっくに処分したわ」と返された。
 そこで思わずつぶやくは「色即是空」

  ・・・もの憐れ落葉を眺め庭に立つ・・・

category 俳句  /  2017年 08月 24日 14:19  | Comments ( 0 ) | Trackback ( 0 )

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