不肖、芳春!
 日々これよき日を念じ生きてゆこうと思う。  その軌跡を記事にしておこうと思う。

遠野のカッパ淵

 ずいぶん前ある雑誌に「民話息づく岩手県」という特集が組まれていた。
 それは東北大震災前の岩手県の写真集だったが、そのなかにかって訪れたことある遠野のカッパ淵の写真が掲載されていた。
 2010年11月8日のことだが「東北旅行・中尊寺から遠野へ」と題し私のブログで「・・・遠野の伝承園を訪ねた折、伝承園前の通りを渡り数百米行くと常堅寺という寺があって、そこの境内を通り抜けたところに小さな橋があり、そのむこうに民話の「カッパ淵」があった。そこは澄んだ水流れる小川で、そのほとりに胡瓜を餌にぶら下げた釣竿が流れの真ん中に垂れていてカッパ誘う風情、小さな祠の傍にはカッパ像がふたつ、まことにのんびりした風景・・・」と公開したことがある。

 その雑誌ではそこのところを 「・・・おじさんが釣り竿にキュウリをぶらさげてなにをしているのかというと、カッパを釣ろうとしているのである。 遠野のカッパ淵。常堅寺の裏手にあるこの小川は、昔から伝わるカッパ伝承の舞台だ。このカッパおじさんは2代目。先代のあとをつぎ、このカッパ淵で日がなのんびりとカッパを釣りつつ、観光客の話し相手をしてくれる。「キュウリが好きだっちゅうからね。いやいやぁ、さっきも釣れました」なんて笑いながら、カメラの前で気楽に釣り糸を垂らすのである。遠野には、文化と伝統を伝え守る「まぶりっと(守っ人)」がいる。ふるさと村などの農作業もするし観光客の案内もする。カッパおじさんの運萬治男さんは、カッパ淵の“まぶりっと”だ」と記していた。

 私達が立ち寄ったとき、そのおじさんは観光客相手何やら小声でつぶやいていたのだが、きっと、「キュウリが好きだっちゅうからね。いやいやぁ、さっきも釣れました」と言っていたのだろうか。 
 飾り気のない顔、全くの好人物と判るおじさんだったが、その写真を眺め懐かしさが蘇えった。

 ・・・せせらぎに春のおとずれ遠野旅・・・

category 俳句  /  2017年 06月 01日 10:07  | Comments ( 0 ) | Trackback ( 0 )

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